Canon LBP-8710の登録作業手順について説明する。
プリンタードライバーのダウンロード
プリンタードライバーは
下記サイトからダウンロードする。
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図1 Canon LBP8710 プリンタドライバダウンロードサイト |
この中からLinuxをクリックすると次の画面が表示される。
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図2 LBP8710のLinuxプリンタードライバーの画面 |
ここから「
LIPS4 Printer Driver for Linux Ver.3.50(32bit & 64bit)」を選択する。
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図3 LIPS4 Printer Driver for Linux Ver.3.50のダウンロードサイト |
この画面の「ダウンロード開始」をクリックするとインストーラーのダウンロードが始まり、下記のファイルがダウンロードされる。
linux-lips4-drv-v350-jp.tar.gz
これをWinSCPを使ってLinuxマシンへアップロードする。
また、上記サイトの「インストールについて」のところに「
ユーザーズガイド」を見ることができるボタンがついているのでボタンをクリックして内容を確認する(ダウンロードしておくとよい)。
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図4 ユーザーズガイドの閲覧 |
Linuxマシンにアップロードしたダウンロードファイルを以下のコマンドで解凍する。
$ tar xvfz linux-lips4-drv-v350-jp.tar.gz
解凍した結果は以下の通り。
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図5 ダウンロードしたプリンタードライバ |
プリンタードライバーのインストール
プリンタードライバーをインストールするスクリプト install.sh を実行する。
$ ./install.sh
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図6 プリンタードライバーのインストール |
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図7 プリンタードライバーインストール完了 |
プリンタードライバーのインストールが完了すると、プリンターの登録を確認するプロンプトが出るので「Y」を入力する。
プリンターの登録
Canonプリンターセットアップユーティリティーが起動する。
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図8 Canonプリンターセットアップユーティリティ画面 |
「更新」ボタンをクリックすると、図9に示すように追加対象のプリンターを選択する画面が表示される。
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図9 追加対象プリンターの選択画面 |
Canon LBP8710を選択したいが、ないので先頭の「Canon LBP Black and White series LIPS4」を選択して[OK]をクリックする。
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図10 プロトコル選択とプリンターのIPアドレス入力画面 |
プロトコルは「lpd」を選択し、「ホスト名またはIPアドレス」に登録するプリンターのIPアドレスを入力して「登録」ボタンをクリックする。
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図11 プリンター登録完了画面 |
プリンター登録が完了したら「閉じる」をクリックする。
CUPS
CUPS(Linux印刷システム)の管理画面を起動するために、ブラウザを立ち上げ、アドレスに以下を入力する。
http://local:631
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図12 CUPSの管理画面 |
メニューから「Printers」を選択する。
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図13 CUPSのプリンター一覧画面 |
図3のプリンター一覧画面に登録したプリンター「Canon-LBP-Black-and-White-series-LIPS4」が見える。これをクリックしたのが図14である。
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図14 登録したプリンターの詳細画面 |
ここで問題発生
登録したプリンターのキュー名が「Canon-LBP-Black-and-White-series-LIPS4」になっている(図13参照)。これは、プリンタの登録の過程で自動的にそうなったもので、入力したり確認したりした覚えはない。
キュー名はlp1にしたいので、名前を変更することにした。ところがCUPSでキュー名を変更する方法が見当たらない。
UbuntuのGUIのメニューから[システム]→[システム管理]→[プリンタ]と辿ると図15の画面が表示される。
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図15 プリンタを指定してコンテキストメニューを表示したところ |
ここで、「Canon-LBP-Black-and-White-series-LIPS4」を選択して右ボタンをクリックしてコンテキストメニューを表示したら、「名前の変更」はグレーアウトして選択できない。
この原因は、CUPS設定ツールが管理者権限で動いていなかったから。以下のコマンドで、管理者権限でCUPS設定ツールを起動するとグレーアウトせず、機能が利用できるようになる。
$ sudo system-config-printer
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