2018年11月12日月曜日

レセ電算ファイルの作成

レセ電算ファイルを作成するにはORCAのマニュアルの「3.4.1 レセプト電算処理システムによるデータ作成手順」に従って行う。


1.システム管理マスタの設定

「101 システム管理マスタ」→「2005 レセプト印刷情報」→レセプト(基本ーレセ電)と進んで図1の画面を表示する。

図1.レセ電設定画面

この画面では、[レセ電出力区分]の社保、国保、広域連合を「3 入院・入院外」にする。また、[レセ電算出力先]に「/home/orca/Receipt/」を入力して[登録]をクリックする。

TeraTermでUbuntuサーバに接続して「/home/orca/」ディレクトリ直下に「Receipt」ディレクトリを作成する。手順を以下に示す。
info@orca17:~$ sudo su -
[sudo] hinfo のパスワード:
root@orca17:~# cd /home/orca
root@orca17:/home/orca# mkdir Receipt
root@orca17:/home/orca# chown -R orca:orca Receipt/
root@orca17:/home/orca# chmod 755 Receipt/
root@orca17:/home/orca# ls -al
合計 20
drwxr-xr-x 4 orca orca 4096 11月 12 18:10 .
drwxr-xr-x 6 root root 4096  9月  2 17:55 ..
drwx------ 2 orca orca 4096  9月  2 17:55 .gnupg
drwxr-xr-x 2 orca orca 4096 11月 12 19:08 Receipt
-rw-r--r-- 1 orca orca 3777  9月  3 13:49 orcarc
リスト1 

レセ電算ファイルはこうして作成したディレクトリ内に保存される。

次にレセ電算データを作成する。これは 「42 明細書」業務で、普通にレセプトの一括作成処理をすればよい。

図2.レセプトの作成

レセプトが出来上がったら「44 総括表・公費請求書」業務から[社保レセ電]をクリックしてレセ電算ファイルを作成する。

図3.レセ電算ファイルの作成

図4.レセ電算ファイルの中身

 レセ電算ファイルが出来上がったらTeraTermあるいはWinSCPで/home/orca/Receipt/内にあるファイル「01RECEIPTC.UKE」を開いてみる(図4)。
このファイルのフォーマットについては「オンライン又は光ディスク等による請求に係る記録条件仕様(医科用)」で確認できる。

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